さすが東京電力、上がる時は上がる

東京電力と言えば、すっかり悪名高い会社になって日も経ちます。「そんな会社の株を買ってる人の気がしれない」こんな人たちもたくさんいるようです。株価と業績には短期的には関係ありません。上がる時は上がる、そういうものです。そんなだから「株なんか先が見えないもの、手を出すべからず」と世間では敬遠されがちなのです。

しかし、上がる時に上がるんなら上がる時に買えばいいでしょう。下がる時には売ればいいんでしょう。それを東京電力そのもので実践しました。額面500円と言われるようになったこの株も、ずっと500円未満で横ばいしてました。いつか浮上するものとウォッチングはしていたのです。

それが遂に2015年ゴールデンウィーク明けより一変しました。大陽線が飛び出たのです。これは反撃ののろしと呼んでます。ただ、長らく沈んでましたので、復活はまだまだ怪しいのです。その後は、おっかなびっくりで調整しながらぐずぐずしてました。出来高も大したことはありませんでした。ここまでは、まだ手を付けられません。

5月20日頃に出来高を伴っての大陽線が飛び出しました。一番、いいのはこの時に飛びつくことでしょうが、それは出来ませんでした。さすがに東京電力ですから、また何かのニュースで一気に下がることだってありそうだったからです。ところが翌日も大陽線、引けにかけて調整されて上ひげにはなりましたが、これは本物かもしれませんでした。

その翌日はしっかり調整しましたが、今度は引けにかけて切り返してきました。チャートはエネルギーを溜め込んだ形になったのです。翌日からやっと手を付けました。寄り値が高くてこれは寄り天で、そこから調整される恐れもありました。そこでしばらく様子見して、さらなる上昇を確認してからエントリーしたのです。

609円で1,000株買いました。ニュースは当てにはしてませんが、こういう時は原発再稼働のグッドニュースも当てにしたくなるものです。700円に届けば、一旦、利益確定のつもりでしたが、3日後、予定通りに売りました。約90,000円の利益でした。

さすが東京電力、下がる時も下がる

誤解を招いてはいけませんから言っておきますが、株価が下がる時に下がるのは東京電力に限った事ではありません。ただ東京電力ほどの株でもそんなものだと言いたいのです。この東京電力は買って長期で保有しようと思う人は、まだまだ少ないはずです。どこでどんなニュースが待っているかもしれません。リスクは払しょくされていないはずです。

一頃の人気では急騰もあるでしょう。2015年5月、「今回の上昇はそれだ」と思ってました。ここまで来るとさすがに上がり過ぎの懸念があります。急上昇で小遣いを稼いだ後、今度は空売りを狙いました上ひげをつけて720円に下がったところで1,000株仕掛けました

でも、人気はしぶとく770円まで上がりました。「これはやばい、踏み上げ食らうのかも」との心配もありました。週足を見れば「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせてましたら、しっかり調整を始めました。しかし、その翌日にはまた盛り返してきました。「ここまで上がっといてまだ上がるか?誰が買ってるの?これは強いなあ」とやれやれしてました。

それも次の日には吹き飛びました。チャートに嘘は無かったのです。一気に急落してくれました。下がって喜んでいるのもどうかとは思われますが、そこは弱肉強食の厳しい世界です。後はどこまで下がるのか、どこで利益確定するべきか、思案のしどころです。お世話になってる方のブログを見ると「680円までだろう」と書かれてありました。確かに684円で一旦切り返してきました。根強い復活期待の買いが入ってるのでしょうか。でも、僕はそうは思いませんでした。これはさらなる下げの調整にすぎないのだと。

取引の基本はあくまでもチャートを根拠にしていたからです。板を見ても買いの板より売りの板の方が、はるかに多かったこともあります。気になったのは賃借倍率が1を切ったところくらいでした。結局は不安要素も拭いきれませんでしたので、あまり欲張らずに690円で利益確定しました。約30,000円の利益ですから、オッケーでしょう。

空売りはこうするんだ

株をやってると常日頃から「どこかに空売りチャンスは無いものか」と銘柄をチェックするようになってます。なぜ空売りをしたがるのかと言いますと、他人と逆の事をやって儲かる快感が止められないのです。それも買いで儲けた金額の何倍もの利益を、一日で手に入れられる場合も良くあるからです。

基本、チャート的に下降局面である銘柄から探します。下降の途中で一旦上昇したところが、言わば押し目売りのポイントになるのです。75日線が下向き、25日線も下向きがベストです。そこで上昇して25日線にタッチすれば、そこからまた下降を始めるのが通常の流れです。

出来高が少ないと通常のパターンからはずれる恐れが高くなります。その辺もクリアしていました。賃借倍率も30倍程度で売り圧力も十分、感じられました。MACDやストキャもいい感じで売り転換しかない状況だったのです。特に怪しいニュースも見つけられずに、割と安心して空売りエントリーが出来ました。

それがクラリオンです。391円で1,000株ほど余力を持って投入しました。ここですぐに下降してくれるものではありません。案の定、そこからまだ上昇して402円になりました。ここで410円の売り板が厚いのが目に入ったのです。そこでその厚い410円から2円下の408円で1,000株ほどナンピンで空売りしました。空売りでナンピンはご法度と言う指南書もあります。一般にはその通りだと思いますが、ここはこれ以上ない仕掛けどころだったのです。

しっかりナンピン分も約定したところが、天井でした。後は思惑通り順調に下降してくれました。利益確定は板の様子を見て決めました。355円に厚い買い板が出たので、その2円上で買い戻したのです。いわゆる「利確千両」ですが、それでも約80,000円もの利益になりました。その後の株価はしばらくぐずぐずしてましたから、成功したと言えます。

ただ、空売りをしない理由が全くない状況で、なんでもっと数量を大きく入れなかったのでしょうか。上手く行ったのは確かですが、惜しむべきところでした。


チャートから稼ぐ売買のタイミングが見える眼から鱗のテクニック