移動平均乖離率について

株取引でもっとも重要なファクターは「買いのタイミング」です。まあこんなことは当たり前のことであり、それはよくわかっていても、うまくいかないことが多いのが株式売買の難しさであり、また、ある種のおもしろさでもあるわけですが、そうした「買いのタイミング」を判断する上で非常に重要になってくるのが「移動平均線」というグラフです。移動平均線をうまく読み取ることができれば、「買い」や「売り」のタイミングが明確になる場合が多いです。

ただ、移動平均線だけでタイミングを判断するよりも、さらに明確な判断材料を与えることができるデータが、実はあるのです。そのデータは、「移動平均乖離利率(いどうへいきんかいりりつ)」と呼ばれ、多くの株式トレーダーさんが重視しているデータです。ということで、ここでは「移動平均乖離率」についてお話していきたいと思います。

「移動平均乖離率」というのは、移動平均線を株価の基準値と見たときに、現在の実際の株価が、「移動平均線が示す株価とどれだけ乖離しているか」という指標となるデータであり、一般的にパーセンテージで表示されることが多いです。

移動平均乖離率が大きくなると、トレンドの転換シーンが近いことを示している場合が多く、その乖離率をベースにして買い注文、売り注文を入れる株式トレーダーさんはとても多いといえます。

現在の株価に対し、移動平均線が上に位置している状態で、その移動平均乖離率が大きくなる(目安は5%)とき、その後株価は「上昇トレンド」を描く可能性が大きくなります。ですから、これはまさに「買い」のタイミングが近いことを示していることになります。

逆に、移動平均線が現在の株価よりも下に位置していて、なおかつその移動平均乖離率が大きくなっている状態では、その後まもなく「下降トレンド」に転換される可能性が高いといえます。ですからその状態では、「売り」のタイミングにすでに差しかかっており、少なくとも買いを入れるタイミングではないことがわかります。


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