ファンダメンダル分析が出来れば、堅実に儲かる

ファンダメンダル分析は、投資する銘柄を選ぶ方法の一つです。ファンダメンタルは、経済の基礎的条件と訳されますので、それを分析して銘柄を選ぶのです。経済の基礎的条件とは、国内外の景気、為替、金利などの動向、金融財政政策も関係します。その中における各企業の業績や財務状況になります。ファンダメンタル分析が正しければ、株価は長期的には間違いなく上昇すると言われてます

上昇に期待の持てる銘柄とは、業績の伸びが今後も期待出来ることです。これを成長株、グロース株と言います。企業の業績を評価するためには、決算書が読めなければいけません。成長株を探すのであれば、損益計算書の売上高、利益の伸び具合がポイントになります。その他、貸借対照表やキャッシュ・フロー計算書により財政状況は判断されます。

こういうと難しく感じるかもしれませんが、決算書を隅々まで読まなくても大丈夫です。およその見込みを感じ取れれば、十分です。決算発表で業績が良ければ株価は上昇していますし、悪ければ下降しています。比較的はっきり結果の出る投資方法です。

具体的には、まず年4回発行されている会社四季報や日経会社情報などから目を通してみます。ここに貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書などが掲載されています。これはリアルタイムではありませんので、決算短信を活用します。これは各企業のホームページに載せられてあり、詳細で新鮮な情報が見つかるはずです。時間と労力が許せば、他にも有価証券報告書、業界専門紙、会社説明会に出かける方法もあります。キリがありませんので、マイペースの範疇に留めておきます。(→財務情報と四季報

一方、現在の業績、財政状況に比べて株価が低い銘柄も将来は株価の上昇が期待出来ます。これは割安株、バリュー株と言います。割安株を探すのであれば、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)がポイントです。PERやPBRは、株価の割安度を計る指標で、各証券会社で表示されています。
簡単にチェック出来るのが、メリットです。

株価収益率はファンダメンタルの代表選手

株価収益率は、Price earnings Ratioを略してPERと呼ばれています。ファンダメンタル分析では、代表的で頻繁に登場する指標です。PER=株価÷EPS(1株あたり利益)で算出され「〜倍」と表記されます。株価に対する1株当たりの利益の割合ですから、それは低い方が株価が割安なことになります。一般的に割安と言われるのは、PERが10倍〜15倍くらいがその目安になっています。

ただし、それくらいの数字だったら、割安だからとすぐに買うべきとも言えません。割安には違いないでしょうが、株価は人気投票で動きます。まず、同業他社との比較は欠かせません。業界には業界の平均値があって、それぞれの業界で違うものです。これで正しい割安感が認識出来るはずです。

また、そのPERの数値の根拠は何なのかも認識しておいた方が良いです。
正しい業績を表してはいないこともあったりもするのです。例えば、以下のような同業種3社を比較してみます。



この場合、Aは割高、Bは標準的、Cは割安と評価出来ます。将来を見越して買うならCの銘柄となります。いたってシンプルな評価ではありますが、長期的にはある程度の目安にはなるのです。

それに有名な企業のPERは、自然と人気があるので概ね既に高いものです。一番良いのは、これからの企業です。将来、業績が伸びそうな企業で、他の企業に比べてまだPERが低いままの銘柄を探し出すことです。他人が気付いてしまってる頃には、PERは高くなっているものです。「先んずれば人を制す」のです。

PERとPBR

株取引をしていると、特有の専門用語が出てくることがありますが、中でも「アルファベット何文字かの専門用語」にはとても困ってしまうことがあります。今回はその「アルファベット何文字かの専門用語」のうちのふたつをご紹介したいと思います。そのふたつとは、「PER」と「PBR」です。

PERとは、「その銘柄の株価の水準」を表す数値です。これはどういうことかというと、その企業の業績(収益力)をベースとして考えたとき、現在の株価はそのベースを上回るのか下回るのか、というひとつの指標となるわけです。一般には、PERが「20倍」を下回るときには、株価水準が低い(つまり、割安)ということを示し、20倍を上回るときには、株価水準が高い(割高)ことを示します。特に、比較的長期の投資においては、PERが重視される必要があります。

PERとよく取り違えられるのが「PBR」です。「PBR」とは、「1株あたりの純資産額に対する現在の株価の倍率」を示す指標になります。これはどういうことかというと、PERが「企業の業績(収益力)」をベースとしたのに対し、「PBR」では「企業の資産」をベースとして、現在の株価の水準がどうなのかということを示す値になります。PBRに関してもPERと同じように、値が大きければ大きいほど時価額は割高であり、小さければ小さいほど時価額が割安であることを示します。

ちなみにPERは、「株価÷1株あたりの利益(EPS)」で求めることができ、PBRは、「株価÷1株あたりの純資産額(BPS)」で求めることができます。ここでまた「EPS」と「BPS」という「アルファベット何文字かの専門用語」が登場してきましたが、ここでこの説明を一気にしてしまうと、さすがに頭が混乱する人も出てくると思いますので、これに関してはまた別の機会に説明したいと思います。

ということで、株式を購入するタイミングでの指標(目安)を知っておくと、ある程度長期的なスパンでの値動きの可能性を模索することができるという意味では、上記の「PER」、「PBR」について少しでも気にしておくと、何らかのプラスを生む可能性があります。

調整1株益をチェックする場合

調整1株益とは、企業の収益分析ファンダメンタル指標の一つです。1株当たり利益はEPSで表されますので、それを調整したものになります。企業には普通株に転換しうる転換社債、ワラント、優先株、ストックオプションなどの潜在株式と呼ばれるものを持っている場合があります。この潜在株式を全て普通株に転換した場合を想定して、算出したEPSになります。



この式で分かるとおり、潜在株式数が多いほど、1株利益は下がります。発行済み株式総数に言わば潜在株式数が加わりますので、1株当たりの価値は下がります。実際に、潜在株式数が多ければ多いほど、将来的には株の希薄化要因になっています

一方、調整1株益がEPS(通常の1株益)より上がる場合もあります。それは転換社債利息が減った場合などです。通常は、EPSとさほど変わるものではありません。業績が急速に回復している企業の株、低位株、資金調達の活発な企業の株の場合に確認しておくべきものです。シビアにチェックしておくべき企業と判断した場合に確認すれば十分でしょう。

通常の1株益と調整1株益とに差が顕著な傾向があるので、実質利益が小さいことがあるのです。調整1株益は、決算または中間決算毎に更新され会社四季報などにも掲載されています。もしも「−」と表示されていましたら、潜在株式が無い企業か利益が出てない企業になります。

1株当たり純利益で企業の成長が見える

1株当たり純利益は、英語でEarning Per Shareです。これを略してEPSと呼んでます。



これにより、企業がどれくらい成長しているかその位置を見ることが出来るのです。EPSが上がるには、当期純利益が増えるか発行済み株式数が減るか、あるいはその両方です。

株価を予想する方法として、次の式を利用する人もいます。理論上の株価は、1株あたりの純利益(EPS)×株価収益率(PER)になります。これを目標値として定めるのも一つの方法です。

例えば、株価:1,000円 PER:5倍 EPS:200円の銘柄を買ったとします。この株のPERが10倍になれば株価は、200円×10倍=2,000円になるものと予想出来るのです。業績の良い企業であれば、PERも20倍くらいにはなるものです。そこまで見込めば、株価は4,000円にはなるだろうと言う楽観的な見方も有り得ます。

EPSが上がってもそれは同じことです。EPSが上昇している企業は、成長途中の企業と見られます。発行済み株式数が減ると言う場合は、企業が自社株買いをした時に起こります。株式分割の反対の株式併合をした場合も同じです。

この自社株買いには株価は敏感に反応しがちです。自社株買いを毎年のように行っている企業は、株価対策を行っている企業です。つまり株主への利益を重視している企業と言えます。このような企業には、一定の人気があるものです。


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